こんにちは。マーキー(@Marky_Marky_74)です。「キャプテン」と聞いてあなたは誰を想像しますか?今日はスポーツ界で有名なキャプテン3人から、現代の「キャプテン」に求められる能力について考えてみたいと思います。是非最後までお読みください。
私は漫画「SLAM DUNK」の赤木キャプテンが好きです。素晴らしいキャプテンシーを持ちながらも、時折見せる弱さが人間味を感じさせて応援したくなります。
日本が誇る「キャプテン」
長谷部 誠(サッカー男子日本代表)
お子様をお持ちの世代の方であれば、サッカー日本代表の元キャプテン、長谷部誠選手が頭に浮かぶ人は多いと思います。熱いハートでチームを鼓舞し、南アフリカワールドカップでチームを決勝トーナメントに進めました。チームメイトが真面目な発言をすると「長谷部か!笑」と突っ込みが入るのは有名な話になっているほど真面目キャラで通っている長谷部選手、藤枝市立青島中学校の恩師も『ひとりよがりなところがなく、自己中心的なプレーもしない。私は監督でしたが、1年生のころから彼を頼りにしていた』とのこと。入部して早々学年のリーダーとなった彼が入部してからの3年間、ひとりの退部者も出なかったそうです。
サッカーの名門藤枝東高校に進学後はチームの「いじられ役」だったものの、周りに人が集まるタイプで当時の写真を見ると少しやんちゃな面もうかがえます(画像検索をすればたくさん出てきます)。
そんな長谷部選手ですから、コミュニケーション能力に長けており、ドイツへ移籍後も問題なくチームに溶け込むことができました。日本代表戦でもレフェリーのと笑顔で話をしている場面をテレビでたまに見ましたよね。語学の勉強も人知れず頑張ったのでしょう。彼の想いをまとめた本「心を整える」はベストセラーにもなりました。
宮間 あや(サッカー女子日本代表)
日本女子サッカー代表の宮間あや選手。彼女の一番の強みは「思いやり」です。なでしこジャパンは2012年ロンドンオリンピック女子サッカー準決勝でフランスに勝利して決勝進出、日本女子サッカー史上初のメダル確定を決めました。メンバーが歓喜の輪を作る中、彼女はなんとピッチに座り込み落胆しているフランスの選手ひとりひとりに声をかけていたのです。互いの健闘をたたえ合う姿は「素晴らしいスポーツマンシップ」としてアメリカでも大きく取り上げられました。
その後レジェンド澤穂希選手からキャプテンを受け継いだ後も、仲間を思いやる気持ちは変わらないままでした。2014年アジアカップ決勝戦前日の控え組の練習に顔を出し、準備や後片付けを手伝い、控え組の個人用ペットボトルに一人一人に向けて激励のメッセージを書くなど、チームメート一人ひとりへの気配りができる一方、中国戦後には若手を対象に緊急ミーティングを開いたり、佐々木則夫監督に戦術を直訴したりと主将としての役割を十二分に果たしました。なかなかこんなことできないですよね。
ぐいぐい引っ張るタイプではないですが、「サーバントリーダー」の鏡のといえます。「自分ひとりが輝かなくても、チームが輝けばいい!」そんなキャプテンだったからこそ、決勝戦でもオーストラリアを破り、アジアカップ初優勝を飾ることができたのだと思います。
【参考記事:出世したくなくても『リーダー』になれる!?】
リーチ マイケル(ラグビー日本代表)
ニュージーランド(NZ)南島クライストチャーチ出身でニュージーランド人の父とフィジー人の母を持つリーチ マイケル選手は、2013年に日本国籍を取得し翌年日本代表のキャプテンに就任しました。2015年9月19日、イングランド南東部ブライトンで行われたラグビーワールドカップで日本が世界ランキング3位の南アフリカに勝利した「ブライトンの軌跡」は、イギリス地元誌電子版で「ラグビー史上最大の番狂わせ」と報じられ、その後も長く語り継がれることになっています(YouTubeでも動画がたくさんあるので是非一度観てみてください。鳥肌が止まりません)。
実はこの試合の逆転のシーン、監督からは「同点狙いのショット(キック)」の指示が出ていました。ところがキャプテンのリーチ マイケル選手は「スクラムで逆転できる」と信じ、フィールド上の仲間に確認した上で「スクラム」を選択したのです。結果は先述の通りです。
自分達の力を信じ、自分達で考え行動してチームを引っ張り、勝利へ導く素晴らしいリーダーシップを持ったキャプテンでした。ちなみにいま欲しいモノは「肩幅」とのこと。お茶目な一面も人を惹きつける要因なのかもしれませんね。
※ワールドカップ2015関連のものを見つけることができませんでした。こちらはワールドカップ2019の日本激闘の軌跡になります。
キャプテンに必要なもの【まとめ】
●長谷部 誠:真摯に取り組む姿勢、コミュニケーション能力
●宮間あや:仲間を思いやる気持ち
●リーチ マイケル:自分達を信じる力、決断力
理想の姿を見つける事が理想へ近づく第一歩です。子育てでも「こんな人になってほしい」という人を見つけることで、日頃の接し方が変わってくるのではないでしょうか。
皆さんもお気に入りのキャプテンは見つかりましたか?スポーツ界に限らず、他にも素晴らしいキャプテンやリーダーはたくさんいるので、理想の人を見つけてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。参考になったと感じられた方は、SNSなどで共有いただけると有り難いです。
コメント