ゼネラリストとスペシャリスト、どちらを目指す?

アメフト社会人
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ゼネラリストとスペシャリスト、リーダーになれる/出世できるのはどっち?

レース

スペシャリストは「自身の仕事」が明確であるため、目に見える成果を出しやすく、「○○のことは誰々に聞け」と言われるようになれば、早いうちに主任・課長への昇進が期待できます。一方、課長以上の管理職になると、字の通り「管理」をすることも大切な仕事となりますので、スタープレーヤーでも、頭打ちになってしまう恐れもあります。とはいえ、課長のポジションを続けていくうちに必要な能力も身についてくるものですから、必要以上に気にする必要はありません。

ゼネラリストはどうでしょう?管理職になると、複数の専門性をまたがったような検討や意思決定を行う役割が求められます。職人的なスキルを持つスペシャリストと異なり、顧客や他部署との調整などを業務とすることが多いゼネラリストは、管理職になった時にその能力を存分に発揮できることができるようになります。課長から部長、役員と上層部へとステップアップするのはゼネラリストが多いかもしれません。

とはいえ、近年は、ゼネラリストとスペシャリストの境界は、以前よりも曖昧になってきています。プレーイングマネージャーという「自分で実務もこなす管理職」も特別ではありません。しかしながら、「自分は管理側と現場側、どちらが向いているのか」と考えておくことは、将来のキャリア形成を考えるときにも有用です。転職時には、自分がどの方向に向かいたいのかを明確にしておきましょう。

小学生時代の「キャプテン」はまさに「プレーイングマネージャー」の役割担います。(参考記事:キャプテンは中間管理職)自分のプレーでチームを引っ張りながら、組織としてのチームをまとめる「キャプテン」を小学生時代に経験しておくことは、将来を考えるととても有利だと言えます。

「T型人材」、「π(パイ)型人材」を目指そう

「幅広い知識とスキルを身に付けている」ことはゼネラリストの長所ですが、逆にいうと「これといった特別な強みを持っていない」ともとられかねません。また、スペシャリストの長所である「深い専門的なスキルを持っている」ことも「限られたことしかできない」ととられてしまうこともあります。

そこで注目されているのが「T型人材」「π型人材」です。文字の形に注目すればおわかりかと思いますが、T型人材は「1本の深いスキルを持ちながらも、幅広いスキルを持った人材」を表します。ゼネラリストから一つを掘り下げる形でも、スペシャリストから幅を広げる形でも、どちらでもなることができます。そしてπ型人材は「2本の深いスキルを持ちなら、幅広いスキルを持った人材」を表します。今の時代T型人間は多くいるので、π型人間を目指しましょう。何と何を掛け合わせるか?無限の組み合わせの中で何を選ぶか、によって将来が変わってくることでしょう。

ゼネラリストとスペシャリスト、どちらを目指す?【まとめ】

雲と光

いかがでしたか?ゼネラリストとスペシャリスト、おそらく「自分はこちらに向いている」という感覚をお持ちの方も多いかと思いますが、はじめから決めつけてしまわないで、自由な気持ちで目の前の業務に全力で取り組むことがまずが大切だと思います。あと、機会があればまわりの人に聞いてみるのも良いでしょう。案外あなたの事を見ているものです。

マーキー
マーキー

ちなみに私は工学部から技術職のスペシャリストとして入社しましたが、管理職となって異動し、ゼネラリスト的な業務に就いています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。参考になったと感じられた方は、SNSなどで共有いただけると有り難いです。

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